Collar×Malice 🚨 榎本峰雄√感想
【 68 / 100 】
プレイ時間…約4時間20分
面白いわけでもなく、つまらないわけでもない、本当に可もなく不可もなくな感じ…。
サスペンスドラマが好きなのもあって、全てどこがで見たとのある展開、見たことのあるストーリーで特に刺さらなかった…。
大抵、話が予想できて、想像を超えてこなかったのが残念でした。
なにより、ノリが一昔前のノリで見てて寒くてきつかった…。
まぁ、2016年の作品だから仕方ないのかな…🤔
以下、ネタバレ有り辛口感想ʕ•ᴥ•ʔ
よかった点☝️
1. それなりに楽しめた
2. きちんと「正義」について扱ってた
3. 恋愛過程がしっかりとしていた
4. 首輪に恐怖をあまり抱いていない
1. それなりに楽しめた
天獄ストラグルから、あまり乙女ゲームにやる気が出なくて、1日に15分とかしかやってなかったんだけど、後半あたり、もうちょっと毎日のやる分数増やすか…って感じで、1日のプレイ時間を増やすくらいには楽しめた🥺
中盤あたりは、どうなるんだろう?ってワクワクしてできた〜!
まぁハナちゃんが逮捕されたあたりから、だれ始めて、「あ、よく見るパターンだ…」ってなって、微妙になっちゃったけど…。
それでも、楽しめたには楽しめたよ!
2. きちんと「正義」について扱っていた
他のゲームと比べてゴメンなんだけど、獄ストよりもしっかりと、「榎本さんの正義」「主人公の正義」が、あってよかった。
一貫して「正義」というテーマで貫いてて、筋が通ってるって感じた。
3. 恋愛過程がしっかりとしていた
すごく恋愛過程が丁寧ってわけではないんだけれど、それでも「え、いつ惚れた?」みたいなのはなくてよかった😭
最近やってた乙女ゲーム、惚れたタイミングがわからなくて困惑、みたいなのが多かったから、きちんと段階を踏んで恋愛してくれてよかったなぁって思いました◎
お互いの心の中をチラチラと見せてくれるから、ああここで好きになったのか、とか、ああこの時から意識してるんだ、とか分かってよかったんだと思う。
主人公ちゃんも歩み寄り頑張ってたし、お互いに少しずつ寄り添い合っていって恋に落ちるの素敵だね。
4. 首輪に恐怖をあまり抱いていない
ダンガンロンパとか精神的にしんどい作品って見てる時は大丈夫なんだけど、しばらく経った後に「え、めっちゃ怖くない?」ってなってトラウマ発動するタイプの人間なので、一番最初カラマリ始めた時に「毒の首輪つけられちゃうの?この恐怖とずっと戦わないといけないの?」って思って怯えてたんだけど、それが全然なかったのがよかった。
首輪に怯えながらの生活辛いもんね…わたしなら耐えられない…
もう殺してくれーーーって、気が狂う気がする🥺
悪かった点☝️
1. 主人公ちゃんが「いい子ちゃん」、かつ、隠し切れない痛い女オタク
2. 感情や状況にリアリティがない
3. ノリが寒い
4. 「…!」の乱用
5. トリガーモード不親切すぎ
6. 陳腐
1. 主人公ちゃんが「いい子ちゃん」、かつ、隠し切れない痛い女オタク
主人公に違和感あるなーと思ったら、アレだ。
見た目がキツそうなのに、ふわふわいい子ちゃんだからだ、って気づいた…
どんな主人公も好きだと思ってたけど、どうやらわたしは、主人公にうるさいみたいです😅
カラマリの主人公のこと好きじゃないので、以下、酷評します。
①理想論ペラペラ、自分に力がないのに突っ走る女
すごく気になって嫌だったわけではない。
でも20本近く乙女ゲームやってきて、いわゆる「テンプレ」主人公で、あーまたこのタイプか…ってなっちゃった。
意思がしっかりしてるというよりも、典型的な「いい子」で、典型的な「守られ主人公」だなぁって思った。
①だけなら可愛いなーってなれるんだけど、②で書く拭えない女オタク感も相まって、ちょっと苦手だったな。
②隠し切れない女オタク感のある主人公
乙女ゲーム?同人?なろう?に特有の、隠しきれない女オタク感のある主人公がとても苦手なんだけど、カラマリの主人公がまさにこれ。
見てられない…。
セリフの一つ一つがモテない女オタクすぎて見てられない😩
特にそれが顕著だったのが、峰雄が酔って、主人公が事務所に連れて帰り介抱するシーン。
酔っ払ったキャラに、押し倒されるのは「王道展開♡」って感じで、「峰雄可愛いキュンキュン♡」したのに、その後の主人公の言動でとても萎えてしまった😩
峰雄にぎゅってされて、「かわいい、どうしてそんなに可愛いんだよ…」って、言われて胸がギューーーーン♡♡♡ってしたのに、主人公が心の中で「……うん。よしっ、帰ろう!」みたいなことを言ってて、「なんだそのオタク的発言!!!!!やめてくれ、助けてくれ、喪女卒業してくれ!!!!!!!😩」ってなっちゃった。
「うん、よしっ、○○だ(ニッコリ)(皮肉)←」
「…うん。○○さんだし、やめておこう←」
みたいなの本当に痛い。
こう、昔ネットでよく見かけた「(ぉぃ」とか「←」を彷彿させる何か。
一昔前のオタク。まじで無理、見てられない。共感羞恥やばい。
この主人公、ずっとこの調子だから正直やっててゾワゾワした…。
峰雄が酔ってて連れて帰った時も「こ、これはダメだ。もうとりあえず無視して連れて帰ろう」って発言が、うまく言えないんだけど、オタク感すごすぎて、その時点でキツかった😩
あと、語尾のだよねだよねだよねがうるさすぎる。
何回言うねん。
「感謝すべきことだよね」「そのうち戻ってくるよね」「できることはお茶汲みしかないんだよね」
自然な感じの語尾じゃなくて、かなり不自然なんだよね(⌒-⌒; )(⌒-⌒; )(⌒-⌒; )
上の発言とかもう主人公の無能感を一際、際立ててるよね(⌒-⌒; )(⌒-⌒; )(⌒-⌒; )
あと告白された時!!!!!
「るか、お前が好きだ…」
って言われた時、主人公が、
「〜〜〜〜っ」
みたいなセリフ言うんだけど、なんなんあれ?
君雪の時も、Twitterで感想書いたけど、照れるのはこっちでやるので、その寒い照れ方やめてくれません?????
③妙に鈍感
乙女ゲーム、少女漫画あるある。ありえないほど鈍感。
途中で「これ、峰雄さんも…♡」ってなるんだけど、違うシーンではその出来事がなかったかのように、「峰雄さん、顔赤い…どうしてだろう?」ってバカになるのなんなん。
お前も記憶喪失になる何かを仕込まれたんか?
あと、なんか思ったことズケズケと口にする毒舌(笑)モードになった時に、主人公が「あ、これ言っちゃいけないやつだった?←」があまりに気持ち悪すぎて無理だった…。
やりとり、というか、主人公のセリフや態度が、終始痛い中学生女オタクみたいで読んでられないーーー😩
自己投影しているから、なおさら、主人公の喪女っぽいセリフや態度に耐えられなくて、読み進めるの辛すぎた…。
2. 感情や状況にリアリティがない
首輪に恐怖を抱いてないのはとてもいいんだけど、あまりに恐怖を抱いてなさすぎというか、申し訳程度に首輪怖いみたいなシーンあるけど、あまりに表面的というか…
カラマリくん、全体的にキャラの感情にリアリティが無さすぎて、ちょっと合わなかった。
話の辻褄が合わないのとか気になるけどさ、それ以上にキャラクターの感情にリアリティがないのが好きじゃないので、カラマリはそれが多くて気になった。
①状況の不自然さ
基本的に、文字の作品でも映像を意識して読んでるから、いたはずのキャラが空気になったりすると「は?」ってなっちゃう。
例えば、ライブ会場で、冴木くんと桜川さんと峰雄とわたしで集まってたのに、そこにいるはずの冴木くんと桜川さんを無視して、峰雄と主人公が推理始めたり、これからどうするかの作戦会議してて「あん?」ってなった(⌒-⌒; )
しかも、首輪に盗聴器仕込まれてて聞かれてるんでしょ?
よく緊張感なく話せますわね(⌒-⌒; )
他のシーンでも「どんな質問でも聞かれてる自覚を持って慎重に」、って白石さんに言われたのに、気にせずにズカズカ話すシーンあったし、あの注意されたくだりはなんだったん?ってなっちゃったわ。
ライブ関連でいえば、冴木くんと桜川さんがウーロン茶持ってきてくれることになった時に、何も言わずに別のところ行くの、人としての常識がないよ?
せめてLINEかなんかしな???
それと、弟の扱い雑すぎる。
弟大切大切ってしてる割に、弟と言い争いして弟が部屋に篭った時、峰雄がタイミング悪く家に来て、「今なら話せると思ったのに…」とか言いながら、弟のことガン無視して、峰雄を家に入れるのヤバすぎる。
しかも、弟のことなかったかのように、ずっとイチャイチャしてるし。
ずっと「おいおいおい、香月は!?この家防音じゃないよな!?全部聞こえてんぞ!余計に姉に反抗するやろがい!」ってなっちゃって、イチャイチャに何も集中できなかった………🤦♀️
あとさー、乙女ゲームやたらと「カップル限定○○」って出てくるよね。
ラバプリにも出てきたもんね。
しかも「カップルと証明するためにキスを!」って毎回言われるけど、アホちゃう?
今回は、カップル限定ライブだったわけだけども、カップルの証明のために受付の人にキス見せるとか頭沸いてるんか?🥺
んなことするわけないし、させるわけないじゃん(⌒-⌒; )
そんなんでドキドキ要素出されても全然ドキドキしませんが(⌒-⌒; )
ま、わたしが知らないだけでそういう世界があるのかもしれん。そしたらごめんね🥺
最後に物申したいんだけどさ、【消したい部分だけ記憶喪失にできる毒】ってなんやねん(⌒-⌒; )
いきなりファンタジーなんだけど(⌒-⌒; )
リアル寄りでいくなら、もうちょっとリアリティ出して欲しい。
首の毒はまだいい。わかる。
でも都合悪いところを記憶喪失にさせる薬って🤦♀️
だったらまだ、青酸カリカプセルを口に入れてて、捕まる時に噛んで死んでくれた方がリアリティあるんだけど。
まぁそもそも、国民に銃配るところから、ファンタジーでしかないんだけどサ🤷♀️
②感情にリアリティがない
首輪の件もそうなんだけど、峰雄のしんどい感情に共感できなくて困った。
なんなんだろう?
重たいんだろうけど、その感情に持っていくまでの心情描写とかが薄っぺらいんだよね。
犯人もそう。しんどいはずの背景が語られてるのに、全然心に響かなかった…
可哀想とも思わなかった。
犯人、ハピエンでめっちゃあっさり改心するし……。
全体的に、サクッとあっさりしてて「え、なにそれ辛い…苦しい…」みたいな感情にならず、「なにこいつら熱くなってんだ?」ってなっちゃって、冷めた目でプレイしてた。
まぁーでもこれは、わたしが共感できなかったってだけかもしれない。
3. ノリが寒い
終始ノリが寒い。
10代をターゲットにしてるのかな?って感じのノリ。
ショックなことがあると「ガビーーーン」みたいな音が鳴るんだけど、寒いのなんのって…
お金が5千円しかないのに奢るよ、みたいなのとか、社会人的には「え?」みたいなところあるので、ここでもリアリティに欠けるし、金欠の下りも子供っぽくてなんかなーって感じだった。
峰雄「つまり、○○ってことか!」
主人公(………それは違うと思う←)
みたいなやりとりとか、
「キムチチヂミ納豆プリンなんちゃらかんちゃらなんちゃら」
みたいなわけのわからない料理名が出てきた時に、
「なんか変な名前の料理名でた!?」
とかいうノリがあったんだけど、本当に寒すぎて、無理すぎたんだけど(⌒-⌒; )
にんじん嫌いで、プリン大好きなシーンとかもギャグシーンなんだろうけど、寒くて寒くて本当にコートが必要になっちゃうレベル(⌒-⌒; )
その時の主人公のセリフがまたオタクのツッコミで、見てられない…
ギャグが面白いギャグ漫画ってすごいんだなって感心させられました………。
あと図星当てられた時とか、ツッコミされた時に「うぐっ!?」とか「うっ!」みたいなセリフ入るのほんとやめてくれませんかね(⌒-⌒; )
まぁーーーでも2016年の作品だし、こういうノリが主流だったのもあって、仕方ないところもあるかもしれない。
よく考えると、「ガーーーン」みたいな音やノリって最近見かけない気がするし。
4. 「…!」の乱用
主人公も峰雄も「!」だけのセリフたくさんある。
前半は全然気にならなかったんだけど、後半にかけて、怒涛のびっくりマーク…(⌒-⌒; )
テンポも悪くなるし、気になるのでそれいらん。
少しなら気にならないんだけど、頻繁に出てくるもんだから、気になっちゃった。
5. トリガーモード不親切すぎ
これ最初のチュートリアル?でも思ったんだけど、どのタイミングで打つのが正解なのか全然わからん。
タイミングが掴めないとかじゃなくて、正解の場所がわからん。
一番小さくなった時を狙うのかな?と思ったら違うし、あ!じゃあ枠の中に入った時に打つ詰んだ!と思ったら違うし…😩
結果としては、最初の枠?のタイミングで押せばよかったんだけど、いや、説明してくれよ。
わからんわ(⌒-⌒; )
チュートリアルの時も「このタイミングだったんかい😅」ってイライラしたけど、チュートリアルやってから1ヶ月2ヶ月経ってたから普通に忘れてて、またイライラした(⌒-⌒; )
ていうか、チュートリアルって言っても、説明も無しに試し撃ちを3回やらせるだけだったから、わかりづらいったら、ありゃしない…。
6. 陳腐
なーんも意外性がなかった(⌒-⌒; )
「え!そういうことだったの!?」みたいな意外性は0。
サスペンスものによくあるような設定、よくあるような動機、よくあるような結末。
よくいえば、安心して見れるし、そこそこの面白さを確保できる。
悪くいえば、目新しさゼロで、陳腐。
ていうか、真相ルートじゃないから仕方ないけど、モヤモヤが残るエンドだったのが残念すぎる。
ハナちゃんは結局どうなったの?とか、なんでアドニスは信念を曲げてXdayやめたの?とか、エンディングが割と適当だなーって感じた。
途中にあった「君も首にあるんだね…」みたいな弟の友人の意味深発言もなにも回収されなかったし。
なにその他ルートへの雑な伏線。
あからさますぎるじゃん(⌒-⌒; )
真相じゃないから仕方ないけど、やっぱり格差みたいなのを感じちゃって悲しい。
あと、黒幕なんとなく分かっちゃった…🥺
本当の黒幕なのかは、わからないけど、主人公に首輪をつけて監視してた人わかっちゃったって感じ🤷♀️
監視が緩くなったのって某冴木氏が倒れてからだから、多分その某冴木氏が監視してたんやろねって想像ついてしまった。
メタ的に見ると、イケメンで優しく主人公の同期とかいういいキャラしてるのに、FD含め攻略対象じゃないし。
間違ってる可能性は全然ある🥺
❀︎全体を通しての感想❀︎
わたし、乙女ゲームのサスペンスもの合わないかもしれない…。
バスタフェでも思ったんだけど、「薄っぺら…話つまらな…」ってなっちゃう…。
どこかで見たようなありきたりな展開に、どこかで見たようなシチュエーションで、全然ハマらなかった。
まだ1ルートだから分かってないだけかもしれないけど、伏線らしきものが回収された形跡も特になかったし。
なにより、峰雄√のテーマである「正義」なんだけど、扱い切れてたかというとそうでもないなって感じ。
「正義」についての扱いって本当に難しいし、その辺の葛藤がわりと薄くて、心には響かなかったかな。
あと、本当に主人公とノリ寒さが無理。
合わない。
漫画ならギリ耐えられるのかもしれないけど、文字だと余計に寒い。
自己投影してるから主人公が合わないの致命的すぎるんだなと思った…。
それと、上に記したように、現実っぽい作品とか、感情や状況にリアリティがないと、一気に冷めてしまうので、もう少しそこらへん大切にしてほしいなって思っちゃった。
酷評しちゃったけど、それでも、つまんなかったとか言うわけじゃない。
不満や気になるところはあるにしても、話に矛盾があるわけでもないし、主人公もめちゃめちゃ無理ってわけじゃないし、ノリが寒いと言っても許容できる範囲の寒さだし、各キャラクターも立ってたし。
でも、楽しかったかって言われると、展開にワクワクとかもせず、楽しかったわけでもないので、本当に普通って感じ。
峰雄みたいなタイプが好みじゃないのも大きいかも。
笹塚くんみたいなタイプ大好きなので、次のルートに期待ですね。
あと、どうでもいいんだけど最後のエンディングに入っていくシーン、歌がヘニャヘニャで大爆笑しちゃった。思わず音量下げたもん🥺そういう映画みたいな演出いらんいらん🤷♀️
〜おわり〜
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